木工作 ― 2016年11月06日
セイコガニ ― 2016年11月08日
出雲へ ― 2016年11月17日
妻と車中一泊を含め、3泊4日で国宝に指定された松江城と出雲大社、足立美術館をメインに山陰地方に旅してきた.
車中泊はサンライズ出雲なんだけど、残念ながらツインが取れず、「ソロ」になった.
JR東海ツアーズのフリープランで出雲から松江、足立美術館、三徳山の投入堂を見て倉吉から帰路につくコース.
一日目の宿はプランから松江で決めたけど、二日目の倉吉は宿が設定されていなかったので自分で探した.
予約を取った次の週、倉吉を震源とする地震が発生して三徳山の投入堂が入山禁止になってしまった.妻は特に楽しみにしていたのでとても残念がった.雨天でも入山禁止になるのだから雨が降って禁止になったと思うしかない.
さて、出雲市駅に着く前にサンライズ出雲のラウンジで朝食を食べ、10時前に終着駅に着いた.
ホームで「にわか撮り鉄」をやってから、ここからはオプションで購入した4290円の「松江・出雲ミニぐるりんパス」を使って行動.
出雲市駅からバスに乗って 「JR旧大社駅舎」で降りた.
木造の大きな駅舎でビックリ.平成2年まで使用されたようだ.
ホームには「因幡の白兎と蒲穂」が刻まれた鉄板のプレートが.
旧大社駅からは徒歩で出雲大社に向かった.
一畑電車の「出雲大社前」を過ぎると土産物店や蕎麦屋さんが迎えてくれた.参拝の後、どこでお昼を食べようか見ながら二の鳥居「勢溜の大鳥居」に着いた.
拝殿を通り、御本殿の周りをぐるっと回った.
御本殿と拝殿の間の地面には伝説の巨大神殿の柱跡が記されていた.意外とみんな気にせずに通り過ぎていた.
境内をぐるっと巡り、門前町で昼食をとった.もちろん出雲そば.
割子釜揚げセット.もちろんビール付き.ちょっとボリュームがありすぎた.割子そばだけにしておけば良かったか….
腹ごしらえした後、ほど近い島根県立古代出雲歴史博物館に寄った.ここも常設展は「ぐるりんパス」の提示で見ることができた.
出雲大社の地下から発掘された巨大な柱の展示は圧巻だった.
バスで出雲市駅に戻り、JRで本日の宿泊地、松江に向かった.
松江駅のシャミネ松江内の土産売り場で目にとまったのが「どじょうパイ」.浜松の「うなぎパイ」のパロディーか?思わず買い求めてしまった.
このあとバスで松江しんじ湖温泉駅に行き、「ホテル一畑」でチェックイン.
すでに陽が落ち、宍道湖からの夕日も見られなかったので、松江の街の散策は諦めホテル近くの居酒屋に行った.
しじみ館2階の「こ根っこや」で、島根和牛のローストビーフや大山鶏、のどぐろの刺身、シジミの酒蒸しなどを、ビールと日本酒で堪能した.
お腹も一杯になり、すぐ隣のホテルに戻った.
明日は松江城、そして安来に行き足立美術館、さらに倉吉まで移動だ.
松江から倉吉へ ― 2016年11月18日
朝起きて、7時からのホテルのブッフェスタイルの朝食をいただいた.
7時ちょっと過ぎに行ったのに宍道湖の見える窓側はすでに満杯だった.
味噌汁の具は当然ながらしじみ.昨夜の居酒屋でいただいたあご(トビウオ)のすり身のちくわもあり、美味しかった.
チェックアウトをしてバスで松江駅に戻りコインロッカーに荷物を預け、再びバスに乗り松江城に向かった.
昨年七月に国宝指定された松江城.
修学旅行生や外国人旅行客が大勢いた.
そのため天守に上る階段は渋滞も起きていた.
天候にも恵まれ天守からは宍道湖から松江市内全景が見渡せた.
松江城の周りをぐるっと回り、裏手から小泉八雲記念館に向かった.
小泉八雲記念館、小泉八雲旧居を見て回った.武家屋敷は残念ながら10月から保存修理工事のため休館していた.
今日は安来から足立美術館行きのシャトルバスの時刻表に縛られている.
バスで松江駅に戻り、シャミネ松江内で昼食のそばを食べ、お土産を買って安来に向かった.
安来駅13:30のシャトルバスに乗った.
足立美術館に着いたら帰りのシャトルバスの乗車整理券を手にするように案内があった.
足立美術館に着き、周遊パスを見せて中に入り予定の16時の整理券をとろうと思ったら一枚しかなかった.仕方なしにその前の15時30分の整理券を手にした
.一本後では倉吉行きの電車がぎりぎりで心配だったので仕方がない.
それでも1時間半あるから良しとした.
秋季特別展の横山大観等の日本画ももちろんすばらしかったけど、噂通りの庭園はすばらしく手入れされ美しかった.
帰りのシャトルバスで安来に戻ったものの、倉吉行きの「スーパーおき」には1時間以上時間がある.
駅の周りには何もなかったので、最後に周遊パスを使って米子に移動した.
米子駅周辺も特にめぼしいものもなかったので駅構内の喫茶店でコーヒーを飲んで休憩した.
「スーパーおき」に乗って倉吉に着き、徒歩数分で本日の宿「ホテルアーク21」にたどり着いたのはすでに18時近く.
チェックインと支払いを済ませ、荷物を置いて雨の降る夜の倉吉に繰り出した.
あらかじめチェックしておいた店を見つけては満員、貸し切りで断られ、さらに探し回る.
そして山陰地方メインのグループ居酒屋「炉端かば」に入った.
全国チェーンの居酒屋ではないのにほっとする.
やはり、のどぐろの塩焼きは美味しかった.
「ばばあ唐揚げ」は名前につられ注文.正式名は「タナカゲンゲ」というらしい.ちょっと骨っぽかったけど、白身で美味しかった.
そのほか「貝の地獄炊き」や天ぷら、トリ皮などをいただき、さらに「ドギ」の煮付けをサービスでいただいたりで、良いお店だった.
ホテルに戻り、明日の天気を気にしつつ就寝.
三徳山の投入堂と倉吉白壁土蔵群 ― 2016年11月19日
朝食はホテル横の居酒屋が用意してくれる和食をいただいた.
先月の地震で投入堂の入山が禁止されてしまったので、倉吉では白壁土蔵群の散策だけにしようと思ったけど、投入堂遙拝所からでもいいから、と三徳山に行くことにした.
いつもと同じように荷物を駅のコインロッカーに預け、8時35分のバスで三徳山に向かった.
途中、家々の屋根にかけられたブルーシートが痛々しかった.
30分ほどで三徳山参道入り口に着いた.
急な階段を上ると水琴窟があり、水をかけると、「響き日本一」と書かれているようにとてもいい音で奏でられた.
二番目はどんなかはわからないけど….
本堂、宝物殿を見て、裏参道を下り投入堂遙拝所に向かった.
遙拝所の東屋には無料の双眼鏡が設置されていたけど、肉眼でも十分見えた.
設置された当時より手前の林が生長し、ちょっと見にくくなっていた.
橋を渡った先が展望所に指定されているようで、確かにそこからの方がよく見えた.
地震がなかったとしても昨夜の雨のため、どのみち登ることはできなかっただろう.
10時25分のバスで下山し、途中乗り換えて白壁土蔵群を歩いた.
地震で土蔵の壁が崩れたところもあったようだけど、観光資源のため最優先で修復されたのだろう.
帰りは倉吉14時25分発のスーパーはくと11号.
バスで倉吉駅近くに戻り、牛骨ラーメンの「ラーメン幸雅」で「なつ旨ラーメン」を食べた.
牛骨スープでもやはりチャーシューは付く.意外とあっさりして美味しかった!
実はこのあとちょっと怖い目に遭った.
食べ終えて駅に向かう途中、交差点の歩行者用信号が青になったので渡ろうと思ったけど、なぜかちょっと歩き出しが遅れた.
そこへ完全な赤信号を軽トラックが猛スピードで突っ込んで行った.
このとき青信号と共に渡りはじめていたらと思うとぞっとする.
くらよし駅ヨコプラザで牛骨ラーメンとあごちくわをお土産に買い求め、14時25分のスーパーはくとに乗り、姫路で新幹線に乗り換え帰路についた.
さて、今回出雲から米子までJR(特急含む)、バス、観光施設がすべて利用できた4,290円の「松江・出雲ミニぐるりんパス」.
単独利用料金を調べてみた.
出雲市駅→旧JR大社駅/一畑バス 470円
島根県立古代出雲歴史博物館(常設展) 610円
出雲大社正門前→出雲市駅/一畑バス 520円
出雲市駅→松江駅(特急) 1330円
松江駅→松江しんじ湖温泉駅 210円
松江しんじ湖温泉駅→松江駅 210円
松江駅→県庁南入口 200円
松江城登閣料 560円
小泉八雲記念館 400円
小泉八雲旧居 300円
ふなつ橋→松江駅 210円
松江駅→安来駅(特急) 1160円
足立美術館 2300円
安来駅→米子駅(特急) 950円
ざっと合計すると9430円になる.
実際にはセット割引もあるのでこうはならないだろうが、とてもお得だった.
松江でもう一泊すれば堀川めぐり(1230円)、明々庵(410円)、さらには境港まで脚を伸ばして水木しげる記念館(700円)まで行くことができれば本当にお得なパスです.
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