小布施・北斎館 ― 2023年04月05日
長野県の小布施にある北斎館を目指し、中部横断自動車道を順調に北進した.
中央自動車道を経由し、長野道に入り、姨捨SAで「山賊焼き定食」を食べた.特にもつ煮込みが美味しかった!
2時過ぎに信州小布施・北斎館に到着.
北斎の版画や肉筆画、さらには祭り屋台の天井絵は圧巻だった.
80歳を過ぎて江戸から赴き制作したとは驚いた.
次に、ほど近い岩松院に向かい、「八方睨み鳳凰図」を鑑賞.
ただただデカい.
睨みつける鳳凰の目が良かった.
境内には何種類かの桜が満開でとても綺麗だった.
ヤマガラが数多く飛んできて桜の花の蜜をとっていた.
各地では桜はすでに散りはじめているけど、ここ長野はちょうどいい時期だった.
小布施を後にして、長野のホテルに向かった.
チェックインを済まし、夕食どきになったので目的の馬刺しの食べられる居酒屋を探しにでた.
ホテル近くの居酒屋に入り、念願の馬刺しや新鮮なボイルほたるいかなどを生ビールと地酒でいただいた.
おいしかった〜.
この後ちょっとコンビニに寄ってホテルに戻った.
善光寺から松代へ ― 2023年04月06日
今日は善光寺と東山魁夷館、そして上田城跡の予定だったけど、上田の前に松代に寄ってみることにした.
ホテルで朝食を済ませ、昨日から話題のおびんずるさんの善光寺に向かう.
仁王門には高村光雲作の仁王像、三宝荒神、そして三面大黒天が祀られていた.
資料館で見られた原型像は近くで見ることができて良かった.
大きな山門は急な階段を上るととてもすばらしい眺望ができた.
本堂はやはりおびんずるさんはまだ不在だった.
次に長野県立美術館に併設されている東山魁夷館に向かった.
見慣れた東山魁夷の作品の中には「スケッチ」とか「習作」と書かれた小品が数多く展示されていたけど、普通に「作品」としてもいいような出来で、その才能に驚かされた.
さて、当初の予定は上田に向かう予定だったけど、松代には真田家由来の史跡が多くあるようなので松代に向かった.
市営駐車場に車を停め、史跡に向かう途中蕎麦屋を見つけ、昼食を取ることにした.
信州といえばそばだからね.
妻は「とろろそば」、私は暖かい「かけとろろそば」を食べた.
「松代藩文武学校」に向かう途中、上級武士の「旧樋口家」に寄り桜満開の庭を堪能した.
松代随一と思われる「松代藩文武学校」はとても見応えがあった.
勉強する「文学所」、さまざまな武術のための「剣術所」、「槍術所」、「弓術所」、そして「柔術所」と立派な建物に驚いた.
「槍術所」では80代の方が真剣での剣術の鍛錬をされていた.
文武学校はとても見応えがあった.
残る「真田邸」、「真田宝物館」を巡り、最後に松代城跡を見学した.
すでに午後3時を過ぎていたので上田行きは諦めた.
また次回のためにとっておくことにした.
天気が心配されたけど、雨にも降られず、思わぬ桜の最盛期に巡り会えて運が良かった旅だった.
善光寺のおびんずるさん以外は….
高野山の宿坊に泊まるツアー 1日目 ― 2023年04月15日
『高野山の宿坊に泊まる壇上伽藍ナイトツアーそして吉野千本桜』のツアーに参加してきた.
申し込んだのは2月下旬.
その段階では吉野千本桜はまだ満開か散り初めくらいと予想していたけど、急速に桜前線が北上し、吉野の桜は期待できなくなったけど、高野山の宿坊に泊まれることをメインと考え参加を続行した.
三河安城でバスに乗り換え一路奈良に.
参加者は36名.意外と多いなぁ〜と思った.
途中ドライブインで休憩し、昼食をとった.
レストランもあったけど、売店で松坂牛弁当を見かけ、決定.
「ミニ」を選んだけど、量は十分でおいしかった.
売店で四日市名物の「なが餅」をおやつに買い求めた.
その後2時間弱で橿原神宮に到着.
広い境内ではちょっと時間を持て余し気味だった.
バスは奈良を後にして和歌山県高野町を目指した.
小雨の降るなか高野山金剛峯寺を参拝.
高野山の桜は今が満開だった.
本日宿泊の宿坊「赤松院」に到着.
この後ナイトツアーが予定されていたのでちょっと早めの夕食をいただいた.
初めての精進料理.
般若湯ではなく、ビールと共にいただいた.
量的には十分で、天ぷらと胡麻豆腐がなかったらちょっと物足りなく感じられたかもしれないけど、とても美味しくいただいた.
小雨の降る中、現地ガイドのお嬢さんの楽しい案内で小一時間を楽しんだ.
夜景の金剛峯寺は神秘的だった.
帰りがけコンビニに寄って宿坊に戻った.
高野山の宿坊に泊まるツアー 2日目 ― 2023年04月16日
6時に起き、朝のお勤めにちょっと顔を出し、朝食をいただいた.
家での普段の朝食に比べればとても品数が多い.
がんもどきがとてもおいしかった.
8時にバスに乗り込み程なく弘法大師の墓がある奥の院に向かった.
昨日のガイドさんの弟さんの案内で散策した.
こちらでは宗派に拘らずお墓、碑が立てられているとのことで、さまざまな会社の個性的な碑があった.
途中、写真業界の碑があって興味がありじっくり見たかったけど、案内がどんどん進んでいったので諦めた.
高野山を後にして奈良の吉野山に向かった.
黒門から入ると、金峰山寺の仁王門は大修理中で、金剛力士立像は奈良国立博物館に出張中だった.
それでも蔵王堂の蔵王権現を世界遺産に認定されて時以来、再びお会いすることができた.
予想通り、吉野山の桜は下千本はもちろん、奥千本までもが終わっていた.
旅行社の計らいで、桜の終えた吉野散策を短縮して、まだ枝垂桜が見ることのできるかもしれない「高見の郷」へ向かった.
個人の山に枝垂桜を植えられた「高見の郷」.
しかしながら、こちらもほぼ終わりかけていた.残念.
でも、眺めは良かった.
園内には無人で走るカートが移動手段で利用されていた.
ちょっと乗ってみたけど、ゴルフ場では普通なのだろうか.
ちなみにヤマハ製だった.
桜はほぼ終わっていたけど、石楠花が真っ盛りでよかった.
ここでは時間を持て余し気味だったので、吉野山の散策時間をもっと欲しかった.
帰りは名古屋駅から指定された新幹線での乗車.
出発時間まで十分時間があったので、近くの居酒屋で名物の手羽先などを生ビールでいただいてから帰路に着いた.
桜は高野山で見ることができ、初めての宿坊も体験でき、蔵王権現にも会えていい、旅だったと思う.
重要文化財の秘密 ― 2023年04月27日
東京国立近代美術館70周年記念展「重要文化財の秘密」を「ぷらっとこだま」で観にいってきた.
それにしても竹橋はお上りさんには行きにくいね〜.
中学の時の教科書で印象的だった高橋由一の「鮭」、会場入り口に控えていた狩野芳崖の「悲母観音」は特によかったので写真に納めた.
切手でお馴染みの小林古径の「髪」は撮影禁止だったので諦めた.
目にしっかり焼き付ければいい.
皆素晴らしい作品ばかりだったけど、NHK日曜美術館で紹介された時、重要文化財の指定が1960年代や1990年代にポッカリ空いていて、それは会場でどうぞ、みたいな話だったけど、結局理由はわからなかった.
選考委員の都合なんでしょうか.
2時間半ほどたっぷり堪能し、次は今公開中の根津美術館の「燕子花図屏風」に向かう前に竹橋で昼食をとった.
東京は高価なお店もあるけど、手頃な店も多い.
入ったお店は主菜一つ、小鉢二つにご飯味噌汁で600円.さらに生ビールを追加して900円.とってもリーズナブル.
根津美術館の「燕子花図屏風」は4月15日から5月14日までと期間が限られているのに意外と空いていた.
国宝「燕子花図屏風」をゆっくり鑑賞することができた.
庭に出るとちょうど燕子花がタイミングよく咲いていた.
ってか、その頃に公開なんだよね.
この後原宿近くの大田美術館にいこういと思ったら、こちらはタイミング悪く展示替えのため休館だった.
帰りのこだままでまだ時間があったので、再開発の名のもとに多くの樹木が伐採される予定の前の明治神宮を見ていこうと思った.
明治神宮の森の大きさに驚いたけど、それにも増して上空を着陸体制に入る航空機がひっきりなしに飛んでいたのに驚いた.
航路変更の時に明治神宮は反対しなかったのだろうか.
暇つぶしも終わり、東京駅で弁当と「ぷらっとこだま」のドリンク券でビールを買い求め帰路についた.
「ぷらっとこだま」は時間指定の制約はあるけど、二人で5千円くらい安くなるのでお得です.
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