姫路城2012年12月09日

日本のグリニッジ
今日の目的は修理中の姫路城、そして再び三ノ宮に戻って北野町周辺の「風見鶏の館」などの異人館の見物.

最近では外れのないホテルのバイキング方式の朝食.
豊富な種類の料理が並び、どれもおいしそうでみんな食べたいのを我慢しながらも、しっかり頂きました.

ホテルをチェックアウトして駅に向かい、今日の撮影はP300と割り切り、D800を入れたカメラバッグはコインロッカーに預けて姫路に向かう.

姫路まで新快速で40分.車窓を眺めていたら、明石駅手前でぽつんと立つ時計台が見えた.今まで写真でも一度も見たことはなかったけど、瞬時に「明石→グリニッジ→日本標準時」とひらめいた.カメラを用意していなかったので写真に納めることはできなかった.帰りに撮ることにしよう.

姫路城大天守修理見学は予約制なので、11時に予約を取っておいた.
10時前に姫路に着いたので、姫路城周辺を散策した.
姫路城の東側に、旧陸軍の倉庫を再利用した赤煉瓦造りの市立美術館があった.館内には入らなかったけど、とてもすてきな建物だった.ちょうど復元された東京駅と同時代だったのだろうか.

生徒、市民によるボランティアの清掃が終えた頃、予約シートを提示して入城した.

エレベーターで8階まで上がると、大天守の屋根はほぼ修理が終えているようだった.修理が終えたら絶対に見ることのできないアングルだ.
階段を一つ下ると壁面修理の状況が見える.こちらもほぼ完成か.下の層はまだのようだ.2015年の完工が待ち遠しい.

天守の内部はおあずけだけど、これで国宝の四城(姫路城、彦根城、犬山城、松本城)をクリアした.国宝じゃないけど、松江城、熊本城ももう一度みたい城だ.

見学を終え、姫路駅に向かったが、昼食を姫路でとろうか、三ノ宮に戻ってからにしようか迷ったが、あまりに風が冷たかったので、風をよけるために駅前のビルの通路に入ったら食堂があり、「明石焼き風たこ焼き」とあったので入ってみた.
(店の名前は「タコピア」といって地元ではなかなか有名らしい)
食券(札?)を買い求め、おばちゃんたちのいるカウンタのカゴに入れて待つと静岡の「CBカレースタンド」より早く出汁と共にまな板風の皿に10個のたこ焼きが載せられて差し出された.

カウンタの中を見ると10個用の焼き器がベルトコンベアのようにゆっくり移動して次々に作られているのが見えた.
焼き上がった焼き器からまな板の皿に裏返して移されて出されていた.

周りの人の食べ方を参考に、テーブルに置かれたソースをちょっと塗って出汁に浸けて頂いた.たこ焼きと同じく中にタコがはいっているけどふわっと柔らかくとてもおいしい.出汁に浸けたとき崩れるほど….
10個で意外とお腹がいっぱいになった.

再び三ノ宮に戻るために新快速に乗る.行きに見た「塔時計」の写真を撮りたかったので進行方向の座席に座りたかったけど、日曜日の昼下がりで混雑していて進行方向は叶わなかったけど、何とか窓側に座ることができた.
明石駅を出てすぐだと思ってカメラを用意して、一回のシャッターで何とか撮ることに成功.写真を確認すると「J.S.T.M.」の文字の下に「SEIKO TIME」とあった.「服部時計店」の寄贈のようだ.

JR三ノ宮駅に着いて地下鉄に乗り換えて新神戸で降り異人館街に向かった.
ちょうどクリスマスを迎え、洋館の至る所で大きなサンタが壁をよじ登ったりくつろいだりしていた.
北野町広場を中心に、北野天満神社を始め、「風見鶏の館」、「萌黄の館 」、「英国館」、「旧パナマ領事館」などの内部を見せて頂いた.とても立派な建物だけど、どうして当時の西洋人はこんな急な坂道の上に建てたのだろうと不思議に思う.確かに眺めはいいだろうけど.

陽がだいぶ下がってきたので三ノ宮駅に向かい、近くのセンタープラザの食品売り場で駅弁じゃない普通のお弁当を買って新大阪に向かった.
新大阪ではエビスの500ml缶を買い求め、再びグリーン席でのんびり食べながら帰路についた.

途中、関ヶ原のあたりから雪が降っているのが見え、名古屋まで降り続いていた.

清水に降り立つと雪は降っていないものの、風はとても冷たかった.

清水では例年12月15、16日に行われる秋葉山大祭(あきわさん)を境に寒くなったけど、今年は早いようだ.