大塚国際美術館 ― 2018年09月10日
朝6時30分からブッフェスタイルの朝食を頂き、7時40分にバスに乗り込み一路四国へ!
瀬戸大橋を渡り四国に初上陸.
10時前に大塚国際美術館に到着.
休館日に貸し切りで鑑賞できて、今回のツアーの参加者は36名.
さぞやゆったり鑑賞できると思いきや、他の支店からもツアーが集まりバスが20台以上、参加者は1000人以上とのこと.
館内のレストランの開けてくれるんだから当然だよね.
大塚国際美術館の作品は壁画や絵画を写真に収め、陶板に焼き付けたもので、いわばすべてが偽物.
近くでよく見ると印刷されたものとわかる.
それでも世界の名画が実物大で額にもこだわっていて雰囲気を味わうには申し分ない.
最初にヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に入り、その壮大さに驚いた.
その後は床に書かれた矢印に従い見て回った.
(矢印に従わないと迷子になってしまう!)
階を上がったテラスにはモネの「大睡蓮」が睡蓮の咲く池に囲まれて、オランジュリー美術館同様に円形に展示されていた.
30年近く前オランジュリー美術館で、本物の「大睡蓮」をストロボを発光させた少女たちが係員に注意されたのを思い出した.
ダ・ビンチの「モナ・リザ」はルーヴル美術館のようにガラス張りではなかった.
それでもストロボをたいたら光ってちゃんと撮れないだろう.
三つのフロアーを回って気がついたけど、展示作品に日本のものが全くなかった.
と思ったら、最上階の庭に面して俵屋宗達の「風神雷神図屏風」があった.
建仁寺の精密レプリカにはかなわないけど、陶板画にしても全く違和感なかった.
日本画や屏風図も加えてもらえると嬉しいと思います.
途中館内のレストランで昼食をとったので、鑑賞コースから外れてしまい、ゴヤを見ていないのに気がついて探し回った.ようやくゴヤの作品の展示室を見つけ、「ゴヤの家」も鑑賞した.
写真は黒い絵シリーズの「我が子を食らうサトゥルヌス」.
これまで展示作品には絵の解説パネルがあったけど、この「ゴヤの家」の作品には解説パネルが一枚もなかった.
そういえば、すべての写真を解説パネルとともに写真に収めてる人がいたけど、何しに来たんだろうね?
最終集合時間まで、昼食を除き約5時間館内を見て回った.
古代・中世はあまり興味がないので飛ばしぎみに見て回ったけど、それでも満足したとは思えないほどの収蔵だった.
他のツアーバスには「2時間滞在…」というのもあったから、たいして観られなかったんだろうな.
最後に疲れたので自販機で大塚グループの飲み物を買い求めたけど、直営で安い!ということはなかった!!
大塚国際美術館を後にして淡路島を縦断して新大阪に向かい帰路についた.
今回のツアーのような美術館の休館日に貸し切り鑑賞って、他にもないかな〜、と思う旅でした.
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