掛川城と資生堂アートハウス2008年10月26日

掛川城
あまり外出しなくなった母を連れ出し、妻と三人で掛川城に行ってきた.
平成6年に復元された天守閣は木造で、秋田ヒバが使われた内部は未だ木の香りが残っていた.
2月に膝を骨折して驚異の治癒力を見せた妻も、もうじき85歳になる母もしっかり天守閣に上った.妻は8月にすでに今よりおぼつかない足取りで国宝彦根城の天守閣(国宝の城は古さ故、階段がすり減っていて怖い)にも上っている.階段はオリジナルより少し広くされたようだが、こう配は国宝級の城と同じでとてもきつく、高所恐怖症の私も慎重に上り下りした.

天守閣からの展望はすばらしく、掛川市街が360度一望できた.天気がよければ東に富士山が見えるようだがこの日は残念ながら見ることはできなかった.

掛川城を後にしてお昼ご飯を食べに城下町に出た.お城には観光客がそこそこいたけど、街にはほとんど人がいない.周辺で食堂を探したけど、結局駐車場に戻る途中にうどん屋を見つけ、看板メニューらしき「五代うどん」を食べた.ちょうどラーメンの麺とつゆをうどんに替えた感じでなかなか面白い味だった.

食後資生堂アートハウスに向かい、「資生堂アートハウス開館30周年記念」を見た.無料である!
横山大観はじめ、伊東深水、奥村土牛、高山辰雄らの絵画、舟越桂の木彫等、とても見応えがあった.
この展覧会は前期、後期があり、今回見たのは前期分で、後期は来年1月10日(土)から3月29日(日)に開かれ、日本画に替わり洋画が展示される.
後期も必ず行こうと思う.