とうとう起きてしまった!2011年09月23日

母は要介護認定3をもらいデイサービスに通っていたが、7月あたりから認知症が原因と思われる言動が現れた.

心不全で通院していた内科医に抑肝散を処方してもらったがすぐに効果が出るわけではなく、そのうちにデイサービスで職員に手を挙げてしまい、呼び出されて心療内科にかかるように勧められた.

心療内科医でリスパダール(就寝前に1mg錠剤半分)を処方された.

リスパダールを服用してからはあまりスイッチが入らなくなったが、足腰が急に弱くなり、歩行がおぼつかなくなってきたのでリスパダールの服用をやめてみた.

そしてとうとう恐れていたことが起きてしまった.

ある朝ベッドからおりて歩くときにふらついて転んだでしまったようだ.頭に大きなたんこぶが出来、足が痛いと言って歩けなかった.
その日は日曜日だったので、翌日骨粗鬆症で通院している整形外科医でレントゲンを撮ってみたら大腿骨を骨折しているようだった.
救急車で市立病院に移送してもらい、改めて検査すると、「大腿骨頸部外側骨折」と診断されそのまま入院.
本来ならすぐにでも手術して欲しかったのだが、ワーファリンを服用していたのでその効果がなくなるまで手術は出来ないと言われ、一週間後に予定を入れてもらった.

しかし、身体全体の検査をしてもらったところ、心不全を始め腎臓やら内臓に問題があり、手術には相当リスクが伴うと言われた.それでも確実に寝たきりになってしまう「保存療法」より、うまくいけば歩けるようになるかもしれない「手術療法」を選択し、お願いした.

手術前日にはゴーサインが出たのだが、当日直前の検査でやはりリスクが高すぎるとの判断で、手術を中止した.
一日二日様子を見ながら手術に期待をかけていたが結局好転しないため「保存療法」に切り替えてもらった.

保存療法では歩行が出来るようにはならないが、車いすには乗ることが出来るかもしれない.

玄関には孫に買ってもらってから一週間くらいしかはいていないクツが寂しそうにしている.