ひめの死2014年07月01日

働き盛りの8歳のひめ
朝4時頃目が覚めて、ひめの様子を見に行くと、呼吸が浅いものの、まだ生きていると思った.
でも、その後起きてきた妻が様子を見て、心臓が止まっているみたいだと言った.
もう一度確かめてみると、身体はまだ温かいけど、心臓はもう動いていないようだった.
四肢を伸ばし、目も開けたままだったけど、穏やかに見えた.

1997年の秋に、東名高速日本平PAで捨てられたのか迷子になったのか分からないけど、知人宅に保護されていた子犬を預かった.子供たちが「ひめ」と名付けた.

彼女はそれから17年間、テリトリーの庭で自由気ままに育った.

いろんな病気や手術も経験したけど、その都度元気に回復した.

一年くらい前からは、週末の散歩でいつものコースでは途中から息を切らすようになったので、コースを短くしたりした.
今年になってからは更に短くしたものの、散歩に行けるのを喜んだ.

しかし、日に日に食欲も落ち、ドライフーズを食べなくなり、好きだった缶詰のドッグフーズも食べなくなった.

定期的にかかっていた獣医さんにも、これからは家で様子を見ます、と告げて通院を止めた.

体力が落ちないように何とか食べさせようと、豚肉や牛肉、鶏肉と代えたけど、すぐに飽きてしまうのか、なかなか食べ続けてくれなかった.それでも、最後の方ではなぜか牛肉より鶏肉を選んだ.

3日くらい前からは水しか受け付けず、歩くのもままならなくなった.
そしてついに未明に力尽きてしまった.

犬の17歳は人間でたとえると、84歳とか.

17年間、ありがとう.