天赦日(てんしゃび)2012年06月02日

天赦日の結婚式
6月2日、妻の姪の結婚式に参列した.

この日は仏滅だけど、天が万物の罪を赦す(ゆるす)日とされる「最高の恩赦日」、「極上の大吉日」のオールマイティの「天赦日」だった.

天赦日は年に5~6日あって、

立春から立夏の前日までの「戊寅の日」
立夏から立秋の前日までの「甲午の日」
立秋から立冬の前日までの「戊申の日」
立冬から立春の前日までの「甲子の日」
が該当する.

この日は「立夏から立秋の前日までの甲午の日」にあたる.

この日を決めたのは彼女の祖母だった.でも、祖父も他の家族も「天赦日」を知らなかった(自分も…).

しかし、その祖母は孫の花嫁姿を見ることができず、4月に他界してしまった.

それでも無事に四十九日の法要も済ませ、予定通り式を行うことができた.

孫の結婚式を楽しみにしていたおばあさんも、天国から祝福してくれただろう.

金星日面通過2012年06月06日

金星日面通過
金環日食の時に記した金星の日面通過.

これは243年に4回だけ起こる天文現象で、滅多に見られず、前回は8年前の2004年に見られたけど、今回を逃すと次に発生するのが2117年とのこと.

前回と同じくD200と18-200mmレンズに太陽観測用のNDフィルターを取り付け、金環日食ほど暗くはならないので手持ちで撮影した.

手ブレ補正機構付き望遠レンズとはいえ、構えるとやはり画面がぶれる.

まあ、シャッター速度が1/1000だから大丈夫とは思うけど、おまじないで撮影の基本を思い出し、建物に寄りかかり身体を支え、脇を締め、息を吐きながらシャッターを切った.

太陽の黒点と共に金星の陰を捕らえることができた.

撮影データ:2012年6月6日13:13 Nikon D200 18-200mm(35mm換算300mm トリミング) ISO:100 f:8 1/1000